「着付け」のプロセスを楽しむ

毎日着物を着る人にとっての着物は肌の一部という感覚でしょう。

一方で着物を着馴れない方にとっての着物は、鎧(よろい)甲冑(かっちゅう)を身に着けるがごとく、重いものに感じているのではないでしょうか。


男性はまだ簡単でいいのですが、女性の場合、美しく着こなすためにはいろいろな〝関門〟があり、着始めの慣れないうちは微調整がうまくいかなくて、時間ばかりかかってしまうことはよくあります。


着物はきれいな布。

着物は「着付ける」ことで本来の衣装として価値が出るもので、まさに着る人次第。でも、大変だなあという心の障壁を超えてしまうと、「着付け」のプロセスを楽しむことさえできてしまうのです。



KIMONOYA EIZI

「一流の人はなぜ着物を着こなすのか」を現代書林社より出版した著者のブログ

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