一流の人は アイデンティティを大切にする
「日本人である以上、日本の着物が一番似合うわけですよ、本来は。和服を着て行けば、たとえばぼくの場合、紋付といかないまでも、袴をつけて縫紋の羽織を着てきちんとして行けば、どこへ出ても、たとえ外国の国王に会ったっておかしくないし、また自分自身も引け目を感じないわけですよ」
これは「鬼平犯科帳」でおなじみの作家・池波正太郎さんが『男の作法』(新潮社)というエッセイのなかで書いている着物についての私評です。
グローバル社会の現代では、海外で仕事をする、海外の方とビジネスを進めていくのは大企業だけの話ではなく、地方の中小企業の方でも身近になっています。
海外で仕事をすると、「日本人」としての自覚とアピールが必要だということが、よくわかります。西洋の方には東洋人の、特に日中韓の細かい見分けはつかないのです。
そこで「そもそも日本人ってなんだ?」ですが、外国人が見てあれは日本人だ!と一発でわかる方法があります。
それが着物です。
それも羽織袴を着ていれば完璧です。
日本人に一番似合うのは、池波先生の言う通り、「着物」なのでしょう。着物姿の
日本人は男性も女性も、とても凛々しくて美しい。私自身の経験からも、着物の威力は明白でした。
言葉は通じなくても、日本を表現できる。世界に誇れる着物
0コメント