日常の中から〝美〟に触れていく

着物が好きな方は芸術にも関心が高く、ゆえに本物を見る目も確かになっていく、ということです。着物と芸術・美術との接点はもともとあります。

お茶やお花を始めるので着物をという方、発表会や展示会に足を運ぶ機会も自ずと増えることでしょうし、地域芸能やお祭りなどの文化的な行事は「和」の装いが欠かせませんから。

こうした日常の中から〝美〟に触れていく、〝美〟の感覚に接しておくということは誰にでもできることです。

作品が作られていく工程や伝え継がれた知恵、それを上まわる創意工夫を知れば知るほど、自分の人生にも活かせるヒントがたくさん隠されていることに気づかされます。

こうした〝美〟への好奇心が経験値となり、人生を豊かにすることは間違いありません。

目の肥えた人になる。

着物にも、〝美〟にも。

着物好きの方は自然とそうなっていくのかもしれません。

KIMONOYA EIZI

「一流の人はなぜ着物を着こなすのか」を現代書林社より出版した著者のブログ

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