書籍を通じての出逢いありがとう御座います!Amazon「着物の売れ筋ランキング」上位継続中です(^^)/↓の写真は「平和堂書店」さんに許可を頂いて撮影させて頂きました。本当に、有り難う御座います。2018.05.04 09:12
着付けは「心を整える」プロセス男性でも女性でも、帯を締めたあとにポンと帯をたたく癖を持つ人は多いですね。「よし!」「さあ!」心の声が聞こえてきそうです。着物をひろげて袖を通し、最後に帯をシュッシュと巻いてキュッと締めて結んで、という作業は一連の決まった手順で進めていく、いたって単純なもので、慣れてしまうとその所作のひとつひとつが自分を見つめる、そして相手のことを考えるためのルーティンとなっていくのです。2018.04.19 08:08
「着付け」のプロセスを楽しむ毎日着物を着る人にとっての着物は肌の一部という感覚でしょう。一方で着物を着馴れない方にとっての着物は、鎧(よろい)甲冑(かっちゅう)を身に着けるがごとく、重いものに感じているのではないでしょうか。2018.04.16 07:44
女性の袴姿も粋で「かっこいい」栄時袴をモデルさんに着て頂き、京都の花見小路を中心に散策してまいりました。多くの方の注目を浴び、すれ違う方々からは「かっこいい」とつぶやきの声が多く聞こえてまいりました。2018.04.13 10:00
一流の人は 着物の基本を知っている地酒などで一般的に話題となる産地。実は着物にも、伝統を継承し今もそれが土地土地に息づく産地があります。そしてその産地にも特性があります。知識として産地がわかっていると、身に着つける方の気持ちも違ってきます。手間ひまをかけた良質なものを着ているという意識とともに、着物と帯が合わさって地域の文化を身にまとっているという高揚感――これは着ている人にしかわからない気持ちかもしれませんね。たとえば、加賀友禅は自然をテーマにその面持ちを表現することに長けています。金糸銀糸を使わず、「加賀五彩」 藍、臙脂、草、黄土、古代紫)という自然色の五色を使って表現するのです。しかも写実的デザインで、虫に食われた木の葉もそのまま表現されています。2018.04.11 09:39
一流の人は 「格」の意味を知っている最近はパーティーに着物を着て行く人が増えています。慣れた人はパーティーの「格」をご存知ですから、その「場」に合った装いを自分でコーディネートできる知識と経験をお持ちでしょう。2018.04.11 09:32
一流の人は 人生の節目となる式ごとを大切にする現在のようにセレモニー型の儀式になったのはごく最近のことで、ひと昔前までは成人のお祝い事は地域ごとに格式を持って行っていました。その面影は栃木県日光市の「川俣の元服式」に見ることができます。「儀式の座には、紋付羽織袴姿に威儀を正した新成人者である子分が、正装した後見人親分夫婦の前に座します。親子固めの盃をかわし、続いて血肉を分けた仲になるという縁起から、生魚を親分子分で食べ分けます。この間、長老たちによる謡い「高砂」「四海波」が朗々とうたわれます。(「日光ブランド」ホームページ内「川俣の元服式」より抜粋)ここでの正装は紋付羽織袴。こうした人生の節目節目に着る袴には、神様や自然、父や母、先祖や周囲の方々などすべてに礼をつくすという意味があります。2018.04.10 09:12
着物の魅力と力日頃から羽織袴スタイルで通している私は、所用でアメリカのダラスに行った際も、日本にいる時と同じように羽織袴スタイルで通しましたが、びっくりしたのは空港の 入国管理官さんの対応でした。2018.04.09 09:08
一流の人は アイデンティティを大切にする「日本人である以上、日本の着物が一番似合うわけですよ、本来は。和服を着て行けば、たとえばぼくの場合、紋付といかないまでも、袴をつけて縫紋の羽織を着てきちんとして行けば、どこへ出ても、たとえ外国の国王に会ったっておかしくないし、また自分自身も引け目を感じないわけですよ」これは「鬼平犯科帳」でおなじみの作家・池波正太郎さんが『男の作法』(新潮社)というエッセイのなかで書いている着物についての私評です。グローバル社会の現代では、海外で仕事をする、海外の方とビジネスを進めていくのは大企業だけの話ではなく、地方の中小企業の方でも身近になっています。海外で仕事をすると、「日本人」としての自覚とアピールが必要だということが、よくわかります。西洋の方には東洋人の、特に日中韓の細かい見分けはつかないのです。そこで「そもそも日本人ってなんだ?」ですが、外国人が見てあれは日本人だ!と一発でわかる方法があります。それが着物です。それも羽織袴を着ていれば完璧です。日本人に一番似合うのは、池波先生の言う通り、「着物」なのでしょう。着物姿の 日本人は男性も女性も、とても凛々しくて美しい。私自身の経験からも、着物の威力は明白でした。2018.04.08 09:00
一流の人は 威厳がある神奈川県の大磯町、相模湾を見下ろす高台の邸宅庭に、ある人物の銅像が立っています。 袴姿に右手にステッキをもって相模湾とその先に広がる太平洋を見ているその銅像の主は、吉田茂。吉田茂は大正末から昭和にかけて活躍した官僚・政治家です。彼の名は歴史教科書ではおなじみですね。戦前は外務次官や駐英大使などの要職を歴任。戦後はサンフランシスコ講和条約の締結をはじめ日本の復興につくし、平和にして豊かないまの日本の土台を築きあげた人です。戦後の日本が、マッカーサー率いるGHQの支配下にあるなかで、国の威信をかけた真剣勝負の日々を過ごす吉田茂を映した写真の中に、着物姿で葉巻を手にしてくつろぐ姿のものがあります。吉田茂は着物を好み、公私ともによく着ていたといいます。羽織袴に白足袋がトレードマークで、その姿に当時のマスコミは「白タビ宰相」と 評してやまなかったそうですが、これはやっかみ半分、敬意半分をこめてのことだったのでしょう。2018.04.07 08:40